新年にあたって

新年あけましておめでとうございます。本年も皆様にとって良い年になりますよう心から願っております。

２０１９年から続く「新型コロナウイルス」は世界中に広がっており、日本でも１２月末から来年１月末まで年末年始の帰省の自粛や、外国からの入国を停止しているという状況ですが、皆様の近況はいかがでしょうか。

ヨーロッパやアメリカではロックダウンが実施され、生活や仕事にも大きな影響があり、道場において自由に稽古をすることができない状況が続いております。

沖縄剛柔流空手道協会の会員の皆様の状況はいかがでしょうか。国内でも年末年始にかけて特に寒気が厳しいものとなり、道場では窓を開けて空気の入替ができない状況であり、稽古の環境も厳しいものになっていることと思います。

幸いに沖縄では各道場がコロナ対策の手洗いをして、密な状況にならないようにして稽古を続けていける状況ではあります。この状況はまだ続いていくものと思います。

　このような時期に最愛の息子のジョージさんを「コロナウイルス」で亡くされたカッタン夫妻には心からお悔やみを申し上げます。沖縄の我々も若いリーダーを失い、大変ショックでした。南アフリカの支部道場の皆様はどうぞ、カッタン夫妻をサポートしていただきたいと思います。

昨年のヨーロッパセミナーを開催できなくなったポルトガルのビトーさん、本当に残念でした。ヨーロッパ本部長の翁長先生と協力して、是非、今後の開催を期待したいと思います。

他にも様々なできごとがあったと思いますが、皆様にはこれからも最善の対策と慎重な行動でコロナ対策を行ってください。生活も大変な時ですが、もうしばらくの辛抱で明るい２０２１年になるよう皆様の御活躍と御家族の御健勝をお祈りいたします。

２０２１年（令和３年）元旦

　沖縄剛柔流空手道協会　会長　照屋幸榮